こんにちは、鬱を旅するエンジニア、久川和人です。
僕の過去の出来事や日常生活で感じたこと、思ったことなどを”久川の鬱日記”として定期的に書いていきます。
この鬱日記を通じて、僕のことをちょっとだでも興味を持ってくれたり、あなたも「ブログって自由なことを書いてもいいんだよ。」って感じていただけたら嬉しいです。
(前回の鬱日記 ⇒ 久川の鬱日記vol.3 人間はつまづいたって、転んだって大丈夫なんです)
この記事の目次
日記
6月15日 社会人にもゆとりが必要
僕の知り合いが、最近仕事を休むことが多いと言ってきました。それもそのはず、毎日朝は普通に出社し、帰りは終電。終電に間に合わない時は、帰れるところまで電車に乗って、そのあとは、徒歩で帰宅。自宅までは45分ほど歩くそうです。
周りの人は「そんな生活を続けていたら、いつか倒れるよ。」と忠告しています。でも、本人は「仕方がない。」と思っている。
その意識を変えさせてあげたいけど、人の考え方を変えるのは難しいですね。そもそも自分の意識を変えるのすら難しいですからね。
仕事を休むといえば、社会人になったころから、会社を休むことが多かったです。
でも、体調不良ではありません。僕の体はとっても丈夫なんです。風邪などで休むことはほとんどなく、いつもズル休み。
社会人生活1年目から、会社に行っても、たまにサボっていました(言い訳みたいですが、”たまに”ですよ)。
最初に勤めた会社は、東京の新橋にありました。少し歩くと皇居や有楽町駅がだったので、勤務中に、桜の時期は皇居にお花見に行ったり(お花見といってもお酒は飲まないですよ。)、有楽町に映画を見に行ったり、ゲームセンターに行ったこともありました。
当時は、ノートパソコンやスマートフォン(当時は携帯電話ですらほどんど普及していませんでした。)を持ち歩くことはなかったので、外出していても連絡がくることもなく自由な時間が過ごせたいい時代でした。
社会人1年目からすでにこんな生活を送るぐらいですから、僕はそもそも社会人という自覚が足りないのです。
そんな僕ではありますが、仕事をするときは誰よりもプロ意識を持って臨んでいたつもりです。仕事はきっちりやり遂げることはしていましたし、サボったからといって納期が遅れたり、仕事の途中で投げ出してサボりにはいきませんでいたよ。
その頃の方が実質の労働時間は少なかったですが、仕事は上手くいっていました。余裕をもって仕事をしていたので、問題が発生してもすぐに対応して大きな問題にもなりませんでした。
でも向上心は低かったかも、とにかくサボるにはどうするかということ、サボってどこに行こうかばかりを考えていましたからね。
そんなサボるということも、時代の流れには勝てず出来なくなりました。
それは、昔に比べて仕事量が増えてサボる余裕がなくなったこと。ノートパソコンやスマートフォンを持ち歩くことで、どこでも仕事が出来るようになった反面、たとえサボることはできても、外出中でも電話がかかってくるし、安心してサボれないですね。
経営者の方からみたら、僕に言われたくないと苦情が来るかもしれませんが、社会人にはもっとゆとりが必要だと思います。
6月29日 学生時代の一品
家の引き出しの整理をしていたら、懐かしいものが出てきました。それは、1枚のフロッピーディスク。
僕はシステムエンジニアを目指すため、情報処理の学科に入り、学生の頃からパソコンを使っていました。といっても、その頃のパソコンは高価なので自宅にはパソコンはありません。授業でプログラミングを習っていました。
なのでパソコン歴は30年。その頃から残っているものといえば、今は全くといっていいほど使われなくなった、このフロッピーディスクだけです。でもそのフロッピーディスクには何が入っているのかわかりません。ラベルは貼っていない。使った形跡もなさそう。もしかしたら、何も入っていないかもしれません。
使うことは絶対ないので捨ててしまってもいいのですが、なぜか捨てられないのです。取っておいてもプレミアがつくものでもないのです。
何が入っているのかわからない学生時代に使っていたフロッピーディスク。フロッピーディスクには何も入っていないかもしれないけど、僕がそのフロッピーディスクを持つだけで、僕の脳に記録された学生時代の思い出が呼び出されるのかもしれません。
フロッピーディスクは学生時代のメモリアルカードとして、引き出しの奥にそっとしまいました。
7月13日 システムエンジニアだって嫌いなものがある
今日はパソコンの使い方についての問い合わせメールがありました。すぐに答えられる内容でしたが、わからない人からすると、どうやって調べたらいいのかすらもわからないことが多いです。
悩んでいる時間はもったいないので、ちょっと調べてわからなかったら人に聞くということも大事だと思います。
僕はパソコンを使うようになって30年。パソコンやプログラミングの知識を活かせる職業。社会人になって念願のシステムエンジニアになりました。
でも、僕はパソコンやプログラミングが大っ嫌い。パソコンをさわるのも嫌い。プログラミングなんてしたくないのです。
会社に入って、パソコンの操作があまり詳しくない人たちから、僕のことを「パソコンが詳しい」、「ワードとかエクセルが詳しい」と言ってきます。きっと僕のことをパソコンが好きだと思っていますよね。
でも、嫌いなんです。パソコンをさわるのは仕事だけで十分。家ではほとんどパソコンを使っていませんでした。
パソコンやプログラミングをするのが嫌いなので、仕事では、さっさとプログラミングをしない、プロジェクトマネージャやプロジェクトリーダーになりたいと思っていました。会社で偉くなるのが理由ではなく、プログラミングがしたくないからです。
嫌いだけど、運には恵まれていたのか、僕が担当したシステムはトラブルが少なく、順調でした。お客様からの評価も良かったです。
そして念願が叶って、プロジェクトマネージャやプロジェクトリーダーになったとたんに、鬱病になって休職したり、人生は上手くいかないものですね。
仕事の内容が問題ではなく、人と接するのが苦手な性格だったのが問題。苦手だと思っても付き合えるようになったので、今ではだいぶ改善されたと思います。
パソコンをさわりたくないぐらい嫌いな僕は、ブログを始めてからは、家でもパソコンを使うようになりました。今もパソコンやプログラミングは大っ嫌いですよ。
でも、あるとき気が付いたのです。嫌いなのに何でパソコンを使っているのかについてです。
僕は人に教えることが好きなんだと。人に教えるには、自分が知っていることや詳しいことの方が教えやすいですよね。
そのために、僕は他の人よりも少しだけパソコンやプログラミングのことを詳しくなりたいと思って、嫌いでも続けているのだと気が付きました。
僕はパソコンのことは嫌いだから、覚える・理解するのに時間がかかります。特に最近は、いろいろ新しい技術が出てきて、僕の知らないことだらけです。そんなこともあって、何となくですが、わからない人の気持ちというか、どこがわからないのかということがわかる気がします。
そして、わからない人が苦労しないように、僕がわかりやすく教えてあげたいという気持ちにつながって、今でもこうしてパソコンを使ってブログを書いている。
いつまで経っても、パソコン嫌いのシステムエンジニアは治らないと思います。
あと、コールセンターのシステムを担当してしていますが、電話も嫌いですね。もちろん、電話のことを教えるのも大好きです。
7月27日 突然の決断
会社を突然休むと思ったことってありませんか。
先日こんなことで会社を休みました。
朝起きたら、
「我が家のウサギを健康診断に連れていこう!!」
と思ったからです。
とくにウサギの具合が悪いわけではないのですが、今年で8歳、人間だと80歳。足腰が弱ってきましたが、まだまだ元気です。
病院では、健康診断とグルーミングをしてもらいました。異常もなく健康とのことだったので、安心です。
こんなことだけ聞いていると、僕のことを自由な生活を送っていると思われるかもしれません。
でも、鬱病がひどいときは、いつものどに強い違和感を感じながら会社に行ってました。体がストレスを相当感じていたのです。昼食を食べるのにも、のどの違和感が強く、飲み込みづらいので、一人でゆっくりと食べていた時期もありましたね。
ちょっと話がそれましたが、我が家のウサギは、健康で幸せに過ごしてほしいと思っています。
おわりに
今回も僕の好きなように書かせていただきました。
サラーリーマンを経験してきて思うことは、仕事もゆとりがあったほうがパフォーマンスを最大限に使うことができるし、有事の際も柔軟に対応できます。生産性も上がるし、いい仕事が出来ると思っています。
そして、嫌いなことでも、実は好きなことをしているのかもしれないということですね。
これからも定期的に僕の思ったこと、感じたことを書いていきます。
ご興味がありましたら、次回も読んでみてくださいね。
(→ 久川の鬱日記vol.5 鬱病の状態でやらなければならないことがまだある)
最後までお付き合いいただきありがとうございました。