こんにちは、久川和人です。
「失敗したくない!!」
あなたもそう思いませんか?
でも、失敗を恐れると、何に対しても消極的になります。新しいことにチャレンジすることができず、チャレンジしたとしても安全第一を考えながら進めようとして、結局何もできないなんてことになりかねません。
今回は、失敗してもいい!その気持ちが人生や仕事を楽にする。についてお話していきます。
失敗したら取り返しがつかない?!
「失敗したら取り返しがつかない!」
昔の僕はそう思っていました。でも実際には人生の大半は、失敗しても問題のないことばかりです。
僕は、仕事の辛さから失踪したり、会社をクビになったり、所持金が無くなりホームレスになったり、せっかく仕事が見つかってもうつ病になり休職したりと、人生で大きな失敗を経験してきました。
会社に勤めていているときも、仕事で大きなミスをして、職場の同僚や取引先に迷惑をかけることもありました。
それでも、いずれの失敗経験で人生が終わったわけでもなく、こうして今も生活できています。
僕の経験は他の人と比べると特異なものかもしれません。
でも、「失敗したら取り返しがつかない」ということはありません。
それに失敗は成功の元、とも言われています。失敗したら取り返しがつかないと思うのはあなたの気持ち次第です。行動したからこそ失敗という勲章が得られた。失敗から学び、次に生かすことをするのです。
石橋を叩いて渡るぐらいの慎重さで物事を取り組んでいても、失敗することはあります。とくに仕事で失敗すると、失敗を知られないようにしようとして、隠そうという行動に出たりする。これが一番よくないことです。小さな失敗でもそれを隠すと、大きな事故につながります。
どんなことでも失敗したときは、失敗を素直に認めること。場合によっては、素直に謝ることです。隠しとおせてたとしても、うまくごまかせたとしても、失敗したという事実は変わりません。そこから仕切り直して最善策を考えるしかありません。
「失敗したって、命までとられるわけではない。」
開き直るのではなく、それぐらいに腹をくくって構えるのがいいです。
執着を捨てる
禅語に「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」というものがあります。
人間は本来、何一つ持たずに生まれてきた。それが人間の本来の姿なのだから、執着すべきものなど何一つない、という意味です。
今就いている仕事を失いたくない、というのも執着です。現実問題として職を失ったら、この先の生活をどうするのかといった問題はあります。でも、それはそうなったときに考えればいいのです。会社の信用を失うようなことを起こした場合は別ですが、一度や二度の失敗ですぐに解雇される、というようなケースはあまりないかと思います。
仮に解雇されても、本来の姿に戻っただけ、振出しに戻っただけのこと。そして、人間にはそこから始めるだけの力は備わっています。
実際に僕は解雇され仕事を失いましたが、新たな仕事も見つけることができたし、元の生活に戻ることができました。
会社に居続けたい、今のポジションにいたい、という執着を捨ててしまえば、失敗を恐れることがなくなり、仕事に積極的に取り組めるし、自分を表現したり、能力を発揮したりすることもできます。それに、執着を捨てることで、会社に居続ける必要もなく、僕のようにブログを書いたり、インターネットビジネスをしたりして生活することもできます。
京セラ・KDDIの創業者で、日本航空(JAL)再建のために会長として就任した稲森和夫さんもこんなことを言っています。
世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめたときが失敗である。
このように思うと、失敗と思ったことも失敗ではなくなります。むしろ、チャレンジしている途中ということです。
おわりに
今回は、失敗してもいい!その気持ちが人生や仕事を楽にする。についてお話しました。
「失敗したくない。」と思う気持ちは誰にでもあります。
ただ、「失敗したら取り返しがつかない!」と思わず、「本来無一物」が自分の姿だという気持ちで物事にチャレンジしていってくださいね。
失敗したって、命までとられるわけではないですよ。