立ち止まる

こんにちは、久川和人です。

失敗したり、つまずいたりすると、あせったり、あわてたりすることはあるかと思います。でも、そのような状態で続けていると、むしろ状況が悪くなったりしませんか。状況が悪くなりそうであれば、立ち止まるということも大事なのです。

今回は僕が行っている、あせったり、あわてたりしたときは、「立ち止まる」を意識しようについてお話していきます。

立ち止まることの大事さ

「これまでの人生、ひたすら目標に向かって走り続けてきた」

といったような成功した人の言葉を聞くと、すごいと思うと同時に、「自分はなんと立ち止まることの多い人生だっただろう。」と思うことがあるかもしれません。

たしかに、仕事でも何でも、歩みを止めずに一気にやってしまう人もいます。でも、誰もがそうできるわけではありません。

僕もどちらかというと、物事を一気にやることができず、少しずつやっては、すぐに休みながら進めるタイプなのです。だから一気に(すぐに)物事を片付けてしまう人を見ると非常にうらやましく思っていました。

でも、階段を上るときも、一気に上ってしまう人もいれば、踊り場で休み休み上る人もいます。踊り場で歩みを止めて一息入れることで、新たな活力が生れたり、歩調の調整ができたりします。”一気”とは違った上り方があるといってもいいですよね。

禅語にはこのようなものがあります。

「七走一坐(しちそういちざ)」

七回走ったら、いったん座ってみよ、ということ。

一気に物事を進めることも悪いことではないのですが、禅語では、止まることは悪くない。むしろ、大事なことなんですよ、と教えているのです。

止まるということは、自分を見つめ直すこと、それまでの自分を振り返ることにもなるのです。

「いったん止まってしまうと、次に動き出すことができなくなるのではないか」なんて思うかもしれません。でも、そんなことは気にせずに止まってみたらいいのです。

とくにつまずいたり、失敗したときは、止まることは大事だと思っています。つまずきや失敗には必ず「原因」というものがあります。なにより大事なのは、その原因を明らかにすること。そのためには、止まってみる、すなわち、つまずいたり、失敗した自分を振り返ってみる、ということが必要なのです。

僕はシステムエンジニアでいろいろなシステムを構築してきました。その中で、納期が遅れたり、導入したシステムの不具合が多かったりといった問題のあったシステムがあります。その多くは、つまずいたり、失敗したときでも、止まること(原因究明)をきちんとせず、先に進めていってしまったものでした。

問題があったときに、きちんと立ち止まって、原因究明をして対処していれば、状況は大きく変わっていたのかもしれません。でも、そのときは、あせっていたり、あわてていたりして、とにかくその場を対処しようという気持ちしかありませんでした。

原因究明をせずに先に進めてしまうと、つまずきも、失敗も置き去りにされます。これがのちのち効いてくるのです。先まで進んだところで、置き去りにしていたことに気づかされ、取りに戻らなければいけなくなったりします。つまりは、同じ失敗を繰り返すことにもなってしまうのです。

一日に一回止まってみる

パナソニックを一代で築き上げた松下幸之助さんにもこんな言葉があります。

失敗の原因を素直に認識し、”これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった”というところまで心を開く人は、後日、進歩し続ける人だと思います。

つまずきや失敗をいい体験にする、尊い教訓とするための条件は、きちんと原因究明をするということなのです。そのためには、「止まる」ということが大事だと僕は解釈しています。

もちろん、つまずいたり、失敗したときだけでなく、「ここかな」と感じたら止まってみてもいいかと思います。「あせらず、あわてず、立ち止まる」ということですね。

中国の古典にも「一日一止(いちにちいっし)」という言葉があります。

その言葉の「一止」という字を見てください。「止」の上に「一」をのせると、「正」という字になります。一日に一回、止まって自分を省みることは正しいことだといっています。

だから、あわてていても、あせっていても、まずは立ち止まってみてください。きっと、立ち止まったことで、原因が明らかになって、同じ失敗を繰り返すことも少なくなります。

おわりに

今回は、あせったり、あわてたりしたときは、「立ち止まる」を意識しようについてお話しました。

常に走り続けている先輩や同僚、友人などを見ていると、自分の歩みを止めるのは勇気がいることかもしれません。しかし、禅語の「七走一坐」や中国古典の「一日一止」も大丈夫だといっているのです。だから安心して「立ち止まる」ことをして、さまざまなことを考える時間をつくってみてください。

とくに、あせったり、あわてたりしているときほど、「立ち止まる」ということを意識するだけで、その先の未来が変わってきますよ。

 

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