呼吸

こんにちは、久川和人です。

僕たちは、たとえば仕事に対して、気力が充実して高いモチベーションで臨めるときもあれば、いまひとつ気持ちが乗らずモチベーションが低いまま臨まないといけないこともありませんか。

成果が上がらずに落ち込んでしまうことも、ちょっとしたミスで上司に叱責されて辛さを噛みしめなければならないことも、腹に据えかねることがあって怒り心頭になることもあるかと思います。

そのように、イライラやクヨクヨしたときに試してほしい「禅の呼吸法」があります。

今回は、リラックスできる!イライラやクヨクヨが消える「禅の呼吸法」についてお話していきます。

禅の呼吸法

冒頭のように、そのときどきの「心の動き」は、行動にも影響します。もちろん、心の動きに幅があるのはいいのです。しかし、心の動きの幅があまりに大きすぎると、ちょっと面倒なことになります。

「あの人はすぐに有頂天になるから、あまり調子に乗せないほうがいい。」

「あの人は気分屋で言うことがころころ変わるから、真に受けないほうがいい。」

周りの人にそんな印象を与えてしまいかねないからです。

禅語にはこんな言葉があります。

平常心是道(びょうじょうしんこれどう)

意味としては、ふだんの心が悟りであるです。いつも穏やかな心で、静かな心でいること。心の振れ幅を小さくしなさいということです。

そのために意識してほしいことが「呼吸」です。

禅には、「調身、調息、調心(ちょうしん、ちょうそく、ちょうしん)」という言葉があります。それぞれの意味は、つぎのようになります。

  • 調身・・・姿勢を整える
  • 調息・・・呼吸を整える
  • 調心・・・心を整える

これらは、三位一体で、それぞれが深く連動しています。つまり、呼吸を整えるにはまず、姿勢を整えなければなりません。姿勢が整い、呼吸も整い、心も整うのです。

頭に血が上るようなことがあったり、落ち込んだりしたときは、まず呼吸です。

その呼吸法とは、丹田呼吸法(たんでんこきゅうほう)といって、つぎのように行います。

  1. 背筋を伸ばし、姿勢を整えます。
  2. 丹田(おへそより指3、4本分下がったところ)に意識を集中して、お腹にある空気を全部吐き出すような感じで、息を吐ききります。このとき、息を吐き切ることが大事です。
  3. 吐ききることができたら、お腹がふくれるくらい吸います。このとき、胸をふくらませるのではなく、丹田をふくらませることを意識します。
  4. 慣れてきたら、鼻から8秒間ぐらいで息を吐いて、鼻から4秒間ぐらいで息を吸います。この動作を繰り返します。

この丹田呼吸法を行うには、まず背筋を伸ばし、姿勢を整えなければなりません。丹田呼吸法をすると、力が抜けて、心も落ち着いてきます。まさに、調身、調息、調心になるのです。

さらに丹田呼吸法には、自律神経を整えたり、集中力が高まる。血行が良くなる。などの効果もあります。

とっておきの呪文も効果的

板橋興宗禅師は、このようなことをおっしゃっていました。

怒りの感情は頭にまで上げるな

怒りを腹に収めておけば、怒りの感情に駆られて、余計なこと、いわなくてもいいことをいってしまったり、しなくてもいいことをしてしまったりといったことはなくなります。そして、腹に収めた怒りも自然に消えてなくなるということです。

板橋興宗禅師はさらに、「ありがとさん、ありがとさん、ありがとさん」と三回、心の中で唱えるのだそうです。そうすると、怒りの感情は抑えられ、穏やかな心を保っていられそうな気がしませんか。

あなたも、自分なりの、とっておきの「呪文」を持っておくと、板橋興宗禅師のように怒りの感情は抑えられ、穏やかな心を保てます。「呪文」は、あなたの好きな言葉でもいいし、気持ちを癒してくれるフレーズでもいいし、「平常心是道」を唱えたっていいのです。

それに、呪文を唱えるのは、怒りのときだけではありません。嬉しいことや楽しいことがあって、気持ちが舞い上がりそうなときも「呼吸+呪文」です。はしゃぎすぎて周りの人が不愉快に感じるなんてこともあり、喜びの表現も抑制できる方がいいです。

僕の場合も、リラックスしたいときには丹田呼吸法を行っています。そして、怒りの感情がわいてきたときは、「ありがとさん、ありがとさん、ありがとさん」と三回、心の中で唱えるようにしています。そうすると、怒りの感情が抑えられるのです。

おわりに

今回は、リラックスできる!イライラやクヨクヨが消える「禅の呼吸法」についてお話しました。

禅には、「調身、調息、調心(ちょうしん、ちょうそく、ちょうしん)」という言葉があります。それぞれの意味は、つぎのようになります。

  • 調身・・・姿勢を整える
  • 調息・・・呼吸を整える
  • 調心・・・心を整える

そのための呼吸法として、丹田呼吸法があり、丹田呼吸法はつぎのように行います。

  1. 丹田(おへそより指3、4本分下がったところ)に意識を集中して、お腹にある空気を全部吐き出すような感じで、息を吐ききります。このとき、息を吐き切ることが大事です。
  2. 吐ききることができたら、お腹がふくれるくらい吸います。このとき、胸をふくらませるのではなく、丹田をふくらませることを意識します。
  3. 慣れてきたら、鼻から8秒間ぐらいで息を吐いて、鼻から4秒間ぐらいで息を吸います。この動作を繰り返します。

さらに、とっておきの「呪文」を持っておくと、穏やかな心を保てます。「呪文」は、あなたの好きな言葉でもいいし、気持ちを癒してくれるフレーズなどがいいです。

あなたも「呼吸+呪文」でイライラやクヨクヨを消し去ってくださいね。

 

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