ものさし

こんにちは、久川和人です。

生きていくうえで少なからず意識してしまうのが「世間の常識」というものではないでしょうか?

たしかに「世間の常識」がないと、みんなが好き勝手をやって常識から逸脱すれば、社会が大混乱することになるでしょう。

でも、「世間の常識」を守る。これは大原則ですが、その常識にこだわるあまり、自分らしさが無くなるということにもなりかねません。

常識に縛られ、自由な発想ができない、自由にふるまえない、心が窮屈になる・・・。

そのように常識が足かせとなってしまっている、と感じたことはありませんか?

今回は、自分の「ものさし」で生きると、他人の価値観に振り回されなくなるについてお話していきます。

自分の「ものさし」を持つには体感が大事

常識から自由になって、でも道を踏み外さないで生きるためには、自分の「ものさし」を持つことが必要です。

根底には常識というものを感じながら、ときにはそれにこだわりすぎずに自分自身で判断する指針、ものごとを自分流に解釈するよりどころである「ものさし」を誰もが持っていると思います。

でもその「ものさし」があいまいだったりしませんか?

そのあいまいさを無くすためには、自ら実践していく、経験を積んでいくという方法があります。

禅語で「冷暖自知(れいだんじち)」という言葉があります。冷暖自知とは、「器に入っている水は、見ているだけでは「冷たい」のか「暖かい」のかはわからない。実際に自分で飲んでみたり、手を入れたりしてみないと「冷暖」を知ることができない。」という意味です。

この「冷暖自知」から学べることは、「考えることも大事だけど、動くことのほうがもっと大事」ということ。他人が「冷たい」といった水も、自分では「ちょうどいい」といったことだってあるのです。だから、情報だけでなく、動くことが大事なのです。

いまは情報があふれていて、たやすく手に入れることができます。それこそ、インターネットで「世間の常識にとらわれない」で検索すれば、たくさんのサイトがでてきます。でも、それらのサイトを見たところで、世間の常識にとらわれずに生きられるかといったら、これは別の話です。

頭で情報を詰め込んだだけでは、いざ、常識にこだわるか、こだわらないか、を判断する場面に遭遇したら、手も足も出ないかもしれません。

そのため、実践が大事なのです。実践する中で経験を積み重ねて、体でわかる、つまり、「体感」することで、自分にとって正しい判断ができて、行動もついてくるのです。そうすることで、自分の「ものさし」を持つことができます。

さらに、実践を重ねることで、ものさしの精度を高めていくこともできるのです。

孔子の論語にもこんな言葉があります。

七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず

心の欲するところに従うとは、自分の思うように考え、行動すること。矩を踰えずとは、人の道を踏み外すことがない、ということです。

自分の「ものさし」の精度を高めていくと、常識にこだわる、こだわらないということを超えて、思うがままに生きても人としての真理、生きるうえでの真理に、きちんとかなっているようになるのです。

おわりに

今回は、自分の「ものさし」で生きると、他人の価値観に振り回されなくなるについてお話しました。

少しずつでもいいので、実践しながら自分の「ものさし」を持ち、その精度を高めていってください。そうすれば、自分の人生に自信が生れて、「他人と比べる」ことから生まれる不安や悩み、心配事から解放され、心がどんどん自由になっていきます。

そうすれば、他人の価値観に振り回されずに、自分の「ものさし」で行動できるようになります。

最後で読んでいただきありがとうございました。

 

久川和人のうつ病克服への日記を別のブログで書いています。読んでもいいよって方は、以下をクリックしてみてくださいね♪
日記
好きなことを仕事にできるブログライティングが身に付く教科書”ドリームライティング”
ドリームライティング

趣味ブログから始めて、
あなたの好きな場所で、好きな時間に、好きなことを仕事にできるブログライティングを身に付けてみませんか?
そんな夢が叶う教科書が”ドリームライティング”です。
今なら僕の特典も付いています。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事