こんにちは、久川和人です。
あなたは「自分と向き合う」ということをしていますか?
現代社会において、仕事や家事に追われてそれどころではないという人が多いかと思います。
でも、そのような大変な時こそ、少しの時間でもいいので、自分と向き合うということが大切なのです。そうしないと、やがて肉体的にも精神的にも追い込まれて自分の限界を超えてしまい、体を壊してしまったり、かつての僕のように自殺まで考えてしまうかもしれません。
今回は、自分と向き合えば人は変われる。自殺する為に2か月間失踪した僕だから言えることについてお話していきます。
自分と向き合うことの大切さ
自分と向き合うとは一言で表すと、
「自分の心の声を素直に聞いてみる」
ということだと僕は思っています。
そのためには、
- 自分と向き合う時間を持つ
- 自分のことを考える時間を持つ
ということが大事なのです。
でも、特に最近は、仕事や家事に追われ、プライベートでは友人や恋人との時間やネットサーフィン、SNS、ゲームなどで、あわただしく時間が過ぎっていってしまうことが多いのではないでしょうか。そのため、「何もしない時間」、「自分と向き合う時間」、「自分のことを考える時間」がほとんど持てないということがあるかもしれません。
それに、悩みや不安なことがあってもそのままにしていたり、言いたいことが素直に言えなかったり、したくないと思ったことを無理やりしなければならなかったりしていませんか。それはもしかすると、心の声に逆らって行動しているということかもしれません。そうやって心の声に逆らって行動していると、人生が生きづらいものになってしまいます。
1日の中でほんの15分、毎日時間を取るのが難しければ週末に1回でも「自分の心の声を素直に聞いてみる」ということをしてみてください。
そうすることで、すぐに答えが見つかるわけではないかもしれませんが、今思っている不安や不満が軽減されたり、自分が本当に求めているものが何かが見えてくるのです。
僕は自殺するために失踪しました
10年以上前の話にはなりますが、失踪する前の僕は朝早くに家を出て、終電で帰る。休日もほとんど休みがなく、会社へ行っていました。そして、プロジェクトマネージャとして5つ以上のプロジェクトを抱えていました。そのため、仕事以外のことを考える余裕もないどころか、どのプロジェクトがどのような状態なのかも把握できず、どうすればいいのかもわからなくなっていたのです。
仕事が忙しく、さらに仕事の人間関係に疲れてしまい、自分を見失っていきました。その結果、自殺したら楽になれると考えるようになり、「人生の最後に行ったことのない場所に行って、お金が無くなったら死のう。」と思って失踪したのです。
そのときの出来事についてはこちらの記事をご覧ください。
↓
失踪した僕を救ったのは、クレジットカードの一言だった!!
でも、結果的にはこうしてブログを書いている僕は存在していて、今は「もっと生きたい。」と思って日々過ごしています。
死のうと思っていた僕がもっと生きたいと・・・
どうしてそのような考え方になったのか?
それは、失踪中に「自分と向き合ったから」なのです。
自分と向き合った結果
失踪する前は仕事ばかりしていて、家の近所のスーパーに買い物に行くぐらいの余裕しかありませんでした。そのため、どうせ死ぬのであれば、死ぬ前に行ったことがない場所に行き、お金が無くなったら死のうと思って、家を飛び出しました。
失踪したことで、親族、会社の人などに迷惑をかけて申し訳ないという気持ちは常にありました。でも、日本全国を旅していると観光を楽しむ自分がいたのです。
スマートフォンもない時代、行った先の本屋や観光案内所に行って、観光ガイドマップを見て、今日は、明日は、どこへ行こうかと考えるだけでも楽しくなります。そして、初めて訪れる場所での新鮮さや感動、嬉しさなど、失踪中という身には表現してはいけないぐらいの楽しい時間を過ごしました。
「もっと楽しい時間を過ごしたい。まだ行ったことのない場所に行ってみたい。」
いつしかそう思うようになってきました。それは、今まで仕事ばかりしていた僕にはなかった感情。心の中で楽しいと思う感覚が出てきたのです。
でも失踪して2か月もするとお金が無くなってきました。ついに人生を終わりにする時がやってきたのです。そこで、
「夜の人気の少ない時間に、海に入っておぼれて死のう。」
と思って、人気の少ない浜辺のベンチに座っていました。でも心の中では、
「もっと楽しい時間を過ごしたい。まだ行ったことのない場所に行ってみたい。」
という気持ちがあったから、お金が無くなっても死ぬのが惜しくなったのかもしれません。
そこで心の中でさんざん悩んだ末、お金は無いけど、お金の代わりになるクレジットカードというアイテムを使うことを思いつき、再び生きることを選んだのでした。
死を覚悟して家を飛び出し、日本全国を旅しながら、失踪して申し訳ないという気持ちを持ちつつも、楽しい時間を過ごすことで、自分と向き合うことができ、本当の自分の心を知ることができた。そうしたら、もっと生きたいと思ったのです。
その後、会社をクビになり、仕事が見つからず、ホームレスになったこともあります。そのときは、お金もなく住む場所すらない苦しい生活でした。でも、知らない場所に行って過ごすということもしていたので、常に死と隣り合わせな気持ちになっていても、結果的には楽しんでいたのだと最近は思うようになりました。
ホームレスをしていた僕が突然サラリーマンに戻って、自由が無くなり、仕事三昧の生活に戻ってしまったので、うつ病にもなったのかもしれないですね。
おわりに
今回は、自分と向き合えば人は変われる。自殺する為に2か月間失踪した僕だから言えることについてお話しました。
現代社会においては、自分のことがよくわからなくなったり、自分を見失ったりすることがあります。
そのようなときは、自分と向き合って、
「自分の心の声を素直に聞いてみる」
ということをしてみてください。
常に悩みや不安、不満などを感じながら生活していると思います。
何かあったとき、人に相談をするということも大事なことですが、いくら結果がよくても、自分の心の声に逆らって行動していると、悩みや不安、不満などは解消しません。
人間は面倒なことが嫌いです。自分と向き合うということも面倒なことです。でも、自分と向き合うということをすることで、自分のことがわかるようになり、結果的には悩みや不安、不満は軽くなります。
自分と向き合えば人は変われます。あなたも少しの時間だけでも、自分の心を感じること、自分の心の声を聞いてみることから始めてみませんか。
きっと僕のように少しずつでも変わっていきますよ。