こんにちは、久川和人です。
あなたはブログを書くときに、【ターゲット選定(お客さん像)】を考えていますか。
僕の場合は、お客さん像を考えないとブログを書くときに、内容があいまいになって、結論もはっきりしない状態になることがあります。それに、ブログに何を書いたらいいのかがわからないといったこともあるのです。
今回は、ブログの記事を書くための【ターゲット選定(お客さん像)】の3つのポイントについてお話していきます。
【ターゲット選定】って聞くとイメージが悪くないですか?
この記事のタイトルが、『【ターゲット選定】の3つのポイント』となっているのに、いきなりこんなことを書くものおかしいですよね。
でも、【ターゲット選定】はマーケティング用語の一つ。ターゲット(Target)って、「標的」を意味する英語なんです。「標的」と聞くとちょっと悪いイメージがありませんか?
僕はIT企業に勤めていたこともあり、仕事を勝ち取るためにはターゲット選定は非常に大事だったのです。企業は仕事がなければたちまち倒産。ですので、他社(他人)を蹴落としてでも、自分から仕事を取っていかないといけないので、まさにターゲット(標的)という言葉が当てはまっていたのです。
でも、僕はブログの世界では、「僕のことを好きになってくれるお客さん」、そして、「僕が好きになれるお客さん」とお付き合いがしたいのです。
ターゲット選定のように僕がお客さんを取りに行くのではなくて、お客さんが僕のブログに来てくれるということを考えています。そのため、【ターゲット選定】という言葉ではなくて【お客さん像】と呼んでいます。
それに、同じ意味だとしても、【ターゲット選定】より【お客さん像】という言葉の方が、人間味があり温かみを感じませんか。それに、【お客さん像】という方が、イメージしやすいのではないでしょうか。
ターゲット選定とは、あなたが求めるお客さん像のことです。
ですので、ここからは【お客さん像】という言葉を書いていきます。
なぜ【お客さん像】が必要なのか
対面で話をするのであれば、目の前に相手がいるので、相手が抱えている問題(悩み)を聞きながら必要としていることを伝えられます。
でもブログの場合は、目の前に相手がいません。相手の想いが聞けないのです。そのため、あなたが何を書きたいのかを明確にしないと、記事の目的があいまいになり、内容自体も一貫性のないものになりがちです。
そのため、お客さん像を明確にすると、ブログや記事の方向性がきまり、内容も一貫性のあるものになります。そして、記事を通してお客さんが抱えている問題(悩み)を解決させることができるのです。
お客さんの多くは、グーグルなどの検索エンジンを使って、あなたの記事にアクセスします。そのとき、せっかくお客さんがあなたの記事を読んでくださっても、自分の抱えている問題(悩み)が解決できなければ記事を読むのをやめてしまいます。
つまり、記事を通じてお客さんが抱えている悩みを解決することで、あなたのブログの信頼を得ることができ、他の記事も読んでみようと思うようになります。
そのために、「どのような悩みを解決させるのか = お客さん像」が重要なのです。
【お客さん像】の決め方
それでは【お客さん像】の決め方をお伝えします。
お客さん像は難しく考える必要はありません。お客さん像を決めるにはつぎの3つのポイントを決めていけばいいのです。
- 誰のために
- 何を伝えるか
- 伝えた相手がどうなってほしいか
この3つのポイントだけを考えればいいのです。3つのポイントについて簡単に説明します。
■1.誰のために
お客さんがどんな問題を抱えているか、どんなことで悩んでいるかを考えます。
■2.何を伝えるか
お客さんの問題や悩みを解決するために、どのようなことを伝えたいか考えます。
■3.伝えた相手がどうなってほしいか
お客さんが問題や悩みを解決してどうなってほしいか、解決した先の未来を考えます。
昔の僕はこの3つのことを考えずに記事を書こうとしていました。そうすると、何を書いたらいいのかが分からず、記事が書けなかったのです。それで無理矢理書いたとしても、読み返すと何が言いたいのかわからない記事だったのです。
そうすると、記事を読んでも相手が抱えている悩みを解決することができず、すぐに記事を読むのをやめてしまいます。もちろん、他の記事も読んでもらえず、お客さんが増えませんでした。
でも3つのことを考えて記事を書くと、記事の内容が書きやすく、お客さんの悩みを解決させる、ためになる内容になります。そうすることで、アクセス数が上がり、お客さんからお問い合わせなどもくるようになりました。
それでは実際に、釣りをテーマにした趣味ブログを例にしてみます。
1.誰のために
⇒子どもと海釣りをしてみたいお父さん。海釣りは初めてで、東京から日帰りで行ける場所を探している。
2.何を伝えるか
⇒海釣りのやり方を伝える。
実際に海釣りで行ったことがある場所で、初めてでも安心して、子どもを連れて海釣りができるおすすめのスポットを伝える。
地域や何の魚を釣りたいかなどでテーマを分けて伝える。
3.伝えた相手がどうなってほしいか
⇒初めてでも海釣りができそうと思ってもらう。そして、海釣りに行きたい場所、釣りたい魚がみつかり、実際に海釣りに行ってもらう。
子どもと一緒に海釣りに行くことで、子どもと過ごす時間を充実させる。
この3つのことが決まると、「海釣りがしたい人」に「海釣りに必要なこと、場所を伝える」ことで、「私でも海釣りができそう。子どもも喜ぶかもしれない。」と読者さんが行動しやすくなると思いませんか。
それにあなたも記事で何を伝えたらいいのかが考えやすくなります。そうすることで、記事も書きやすくなります。
もちろん、記事を読んで行動するかどうかを決めるのはブログを読んでくださったお客さんです。でも、記事を書くことでお客さんの背中を押すことがでればいいのです。
まとめ
今回は、ブログの記事を書くための【ターゲット選定(お客さん像)】の3つのポイントについてお話しいたしました。
ターゲット選定とは、あなたが求めるお客さん像のことです。
【お客さん像】は、つぎの3つのポイントを決めていけばいいのです。
- 誰のために
- 何を伝えるか
- 伝えた相手がどうなってほしいか
この3つのポイントは、すぐに答えがでないかもしれません。でも、通勤途中や休憩のときなどの空いた時間で考えるといいです。
そうやって考えていると、突然、答えが出てきたりします。そのときは、忘れないうちにメモを取ってくださいね。