寺

こんにちは、久川和人です。

「あいつはうらやましいな。自分はなんて運が悪いんだろう。」

「何であいつはいつも得をしているのに、自分は損ばかりしているのだろう。」

といった、他人をうらやむ気持ちや自分を嘆く思いに心がとらわれていませんか?

それはもしかすると、禅語でいう”妄想”にとらわれているのかもしれません。

今回は、”妄想”してはいけない?禅語から学ぶ「比べない生き方」についてお話していきます。

禅語でいう”妄想”とは?

禅語には、”莫妄想”(まくもうそう)という言葉があります。

その意味は、「妄想することなかれ」、「妄想するな」ということなのです。

あなたは妄想と聞くと、ありもしないことをあれこれ考えたり、想像したりすることだと思いませんか。

でも、禅語でいう妄想というのは、もっと広く深い意味なんです。それは、心を縛るもの、心に棲みついて離れないもの、これらすべてのことを妄想といいます。

  • 「あの商品が欲しい」という欲求
  • 「これは絶対に手放したくない」という執着
  • 他人がうらやましいという気持ち
  • 自分はダメな人間だという思い

といった、これらすべてが妄想というのです。

もちろん、人間だったら、あらゆる妄想を断ち切って、妄想と無縁で生きるなんてことはできませんよね。もし無縁で生きられることができるのであれば、それは、仏様の境地と同じことになります。

だから、人間である限り、心の中に妄想があること自体は仕方がないことなのです。

でも、大切なのは、”妄想”をできるだけ減らしていくということ。これは、誰にでもできることなのです。そのために必要なのが、妄想の正体を見極めること。

孫氏の兵法の一つに、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という有名な言葉があります。それと同じで、まずは敵を知らないと、自分はそれとどう向き合ったらいいのかがわからず、その手立てもわかりません。

つまり、妄想を生み出しているもっとも根源にあるものは何かということです。それは、ものごとを対立的にとらえる考え方なのです。

たとえば、「生・死」、「善・悪」、「勝・敗」、「貧・富」、「損・得」といった、二つの相対する概念を作り出し、分別してしまうことです。

「生」に対立するものとして「死」を考えて、両者を比較して生は尊くて、死は切ないなどと受け止めてしまうわけです。

冒頭に言った「あいつはうらやましいな。自分はなんて運が悪いんだろう。」、「何であいつはいつも得をしているのに、自分は損ばかりしているのだろう。」ということも、他人をうらやむ気持ちと自分を嘆く思いがでてきて、そのことに心がとらわれてしまうのです。

まさに、まわりに振り回されて、妄想に縛られている姿なのです。

比較することに意味はない

しかし、よく考えてみてください。比較することに何か意味があるのでしょうか?

禅語には、”他はこれ吾にあらず”(たはこれわれにあらず)という言葉もあります。この言葉は、日本における曹洞宗の開祖である道元禅師のお言葉。

他人のしたことは、自分のしたことにはならない、という意味の言葉です。自分が眠い時に、他人がどれだけ眠っても自分の眠気は取れません。自分がお腹が空いていても、他人がどれだけご馳走を食べても、自分の腹の足しにはなりません。他人が努力したことで、自分が向上することにはならないので、向上するためには自分が努力するしかないのです。

それと禅語には、”悟れば好悪無し”(さとればこうおなし)という言葉もあります。

人間関係に例えて意味をいえば、他人がどうであろうと、ありのままのすべてを受け入れられるようになったら、好きとか嫌いとかに流されることはないということです。

つまり、「あの人は、私とは違ったものの見方や感じ方、表現の仕方をする。」といった考え方になり、相性の合わない人や、考え方が違う人とも謙虚や円満に付き合っていくことができるのです。

結局は比べようがない

禅はどんなものも、どんな人も、他とは比べようがない「絶対」の存在と教えます。

ようは、「比べようがない」のです。

比べようがないものを比べようとするから、余計なことや無駄なことまでがまとわりついてしまい、不安や悩み、心配事が増えてしまうのです。

この「比べようがない」ということを思うようになると、比較することがなくなり、妄想のほとんどが無くなります。心がずっと軽くなり、生きるのもずっと楽になります。

でも、そう思っても比べてしまうのが人間という生き物。そのようなときは、”莫妄想”という言葉を思い出してみてください。

比較なんかしないで、絶対の自分を信じて生きる。

自分へのエールです。

 

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