こんにちは、久川和人です。
突然ですが、あなたは「ありがとう」と素直に言えますでしょうか?
昔の僕は「ありがとう」と思っても、素直に言えませんでした。でも、「ありがとう」と素直に言えるようになったのです。
今回は、恥ずかしくてありがとうが素直に言えない。そんな僕が変わった出来事についてお話していきます。
昔の僕は「ありがとう」が素直に言えなかった
昔の僕は「ありがとう」という感謝の気持ちを持っていても、口に出して「ありがとう」と言うことができませんでした。
それは、僕が人と接するのが苦手ということもあったのかもしれません。「ありがとう」と伝えることが何だか恥ずかしく感じてしまい、伝える勇気がなかったのです。
人に何かをしてもらって感謝はしているのに、あらためて「ありがとう」という言葉にすることが恥ずかしい・・・
そのような気持ちになってしまい、いつも「ありがとう」という言葉を言うことができませんでした。
学生時代の友人、仕事の同僚、両親や兄弟、妻への感謝の気持ちも伝えられない。見知らぬ人が親切にしたくれたのに感謝の気持ちも伝えられない。
それなのに、何かをしてもらって「ありがとう」と伝えられないと、後になってから、「なぜあの時にありがとうと言えなかったのだろうか」、「ありがとうと言わなかったことで、自分がひどい人間だと思われたのではないだろうか」といった後悔ばかりしていました。
「ありがとう」の大切さに気付く
でも、僕は「ありがとう」と言えるようになったのです。
そのきっかけは、5年ぐらい飼っていた金魚が天国に旅立ったときでした。僕が水槽に近づくといつも僕のほうへ寄ってきて嬉しそうに泳いでいたのです。その金魚の行動が僕が辛いとき、悲しいとき、気持ちが落ち込んだときは、僕の心を和ませてくれたのです。
その金魚が天国に旅立ったとき、家族を亡くしたかのように僕は悲しい気持ちになりました。そして、僕は金魚に対して感謝の気持ちを声にして伝えていないということに気が付いたのです。人間ではなくペットに対してでも恥ずかしいという気持ちがあったのです。
いつでも僕の心を和ませてくれたのに「ありがとう」の言葉すらほとんど言ったことがない。そのことに気が付いて申し訳ない気持ちと後悔の気持ちがしばらく続きました。
もう金魚の姿がいない水槽に向かって、「僕の家に来てくれて本当にありがとう」と心の中で何度も叫んでいたのです。
そのことがあってから、
「ありがとう」と伝えられるときにきちんと「ありがとう」を伝えよう
と思うようになりました。
それからは、恥ずかしいと思っても「ありがとう」と言うように心がけるようにしたのです。
もちろん、最初のうちは恥ずかしくて「ありがとう」と声に出して言えず、心の中で「ありがとう」ということもありました。
でも、しばらく意識して続けていきました。ちょっとしたことでも「ありがとう」という気持ちを持ったら相手に伝える。人に対することだけでなく、動物や物に対しても「ありがとう」ときちんと伝える。
そうしていくうちに、「恥ずかしいから『ありがとう』が言えないことよりも、『ありがとう』が言えないことのほうが恥ずかしい」と思うようになったのです。
おわりに
今回は、恥ずかしくてありがとうが素直に言えない。そんな僕が変わった出来事についてお話しました。
なんとなく恥ずかしくて「ありがとう」と言えないときは、
「恥ずかしいから『ありがとう』が言えないことよりも、『ありがとう』が言えないことのほうが恥ずかしい」
と思って、勇気を出して「ありがとう」と言ってみてください。
「ありがとう」と言われて気を悪くする人はいないと思います。それに、「ありがとう」を言わなかったことへの後悔もなくなりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。