こんにちは、久川和人です。
うつ病って、うつ病になったことがない人からみると、なまけているようにしか思ってもらえなかったりして、理解してもらえない病気だったりしますよね。だから周りの人に言えずにつらい思いをしていませんか。
僕はうつ病になり3年以上治療を続け、うつ病がひどくなったときは会社も休職しました。なので、うつ病のつらさは自分で経験しています。
しかし、うつ病の症状は人ぞれぞれ違うんですよね。
僕がなったようなうつ病とは違う症状の人もいるんです。
うつ病にはいろいろな症状がありますが、共通していえるのはうつ病を改善させるのは大変なことだということ。
でも、僕はうつ病がひどい時に、あることに気が付いたんです。そのことが、うつ病を改善していくための、きっかけとなりました。
そこで今回は、そのきっかけとなった、うつ病が改善した、たった一つの出来事。そして、僕が行った、うつ病との付き合い方についてお話していきます。
僕のうつ病の症状
僕は、人と接するのが苦手で、いつも人間関係に悩んでいました。
仕事に行っても、職場や取引先の人と、何を話せばいいのか、自分の思っていることをどうやって伝えればいいのかがわからず、人との接し方もわからないという状態。
しかも、勤務時間も朝から深夜まで働く日々で、一人になる時間もなく、心が休まる時間もありません。
そのため、いつも不安を感じていて、仕事で困ったことがあっても相談できず、仕事を抱え込んでしまい、仕事も失敗が多くなりました。
そして、人間関係と仕事の悩みが大きくなっていき、うつ病を発症して休職。復職したばかりの頃は、またうつ病がひどくなって会社に行けなくなるのではないかという不安を抱えて過ごしていました。
僕がうつ病がひどい頃は、
- 楽しいはずのことでも楽しめない。
- 朝起きられなかったり、何かをやろうとしても行動に移せない。
- 何でも悪い方向に考えてしまったり、自分を責めたり、自分はダメな人間だと思ってしまう。
- とにかく申し訳ない気持ちで、涙が止まらない。
- 朝、会社に行こうとしても、電車に乗れない。
- うつ病の薬の副作用でとにかく眠い。
- 突然、傷ついた気持ちになる。
など、あげたらキリがありません。
そんな症状を一言でいうと、「生きているのがつらい。」ということです。
それに、僕の場合は、普段の会話の中で、普通のことしか会話していないのに、突然、心が傷ついたり、ふさぎ込んだりします。
僕のことを話しているわけでもないし、他人を中傷するような会話でもないのに、なぜか突然、自分が悪いと思ってしまうこともありました。
なぜそうなるかはわかりません。ただ、うつ病は自分で感情をコントロールできないときがあり、会話の中で、あるキーワードに反応してしまうのだと思っています。
でも僕は今、感情をコントロールすることができ、うつ病を改善させて、楽しくブログを書いています。
うつ病がひどかった頃の僕からみたら、こうして生きているのが奇跡にみえていることでしょう。
ではなぜ、こうして生きていられたのか。
もちろん、病院に行って治療をしたり、うつ病の薬を飲んだり、休職してゆっくり時間をかけて休んだりしたことも、うつ病を改善させることにつながっています。
でも、それ以上に、たった一つのことに気が付いたから。それがきっかけとなり、うつ病が改善されたと思っています。
これから、そのきっかけとなった、たった一つの出来事についてお話していきます。
たった一つの出来事
それは、休職していたときに、なにげなくテレビのリモコンの電源を入れた時でした。テレビでは、サラリーマンの一日の行動についてのドキュメンタリー番組がやっていました。
そのサラリーマンは、朝早くに家を出て、終電で帰る。
終電に間に合わない時は、会社に泊まるか、朝までマンガ喫茶にいる。
仕事量が多く、休日も家で仕事をしていて、家族との時間も取れない、世間で言われているブラック企業に勤めている社員です。
その人は自分の時間も取れないし、会社を辞めたいけど辞められないと言っていました。
なぜその会社に勤めているかというと、生活するお金を稼ぐためには、自分にはこの仕事しかないと思っているからということでした。
その人の年齢は30歳代前半。普通に考えたら、そんなにつらいんだったら、さっさと辞めて転職すればいいと思いませんか。
うつ病の時に、そんな番組を見るなと自分に言いたいところですが、その人の仕事に対する考え方が、何となく僕に似ているんですね。
お金を稼ぐためには、この仕事しかないという考えが似ているんです。
そして、テレビを見ながら、僕は無意識に、その人と僕を比べたのだと思います。その人と僕は、考え方が似ているけど、何か違うことはあるだろうかと。
テレビに出ている人はつらくても会社に行っています。でも、僕はつらくて会社に行けなくなったんだということが違っている。
そうしたら、急に頭に浮かびました。それは、
『僕がうつ病になったのは、これ以上無理をしないように、自分の心と体が制限をかけるように働いた。』
というです。
後で考えると、ちょっと強引な考え方ではありましたが、このことに気が付いた瞬間、うつ病に対する考え方が変わりました。
それは、僕はうつ病になることで、
- 休職して心と体を休ませることができた。
- つらかった仕事や人間関係から、一旦離れることができ、自分の時間を作ることが実現できた。
つまりは、
うつ病は僕が人間社会を生き抜くために身に付けたことなのです。
このように思うようになってからは、うつ病でつらいだけだと思っていた日々が変わりました。
その出来事をきっかけに変わったこと
うつ病はつらいです。先ほどお話したように、生きているのがつらいです。
でも、うつ病は人間社会を生き抜くために身に付けたことと考えると、悪いことばかりではないと思えるようになります。
例えば、うつ病で休職したことで自分の時間ができ、つぎのようなことが起こりました。
- 今まで本を読むことがなかったのに、図書館に行き、本を読むようになって、僕の知らなかったことがたくさん学べるようになった。
- 病院の帰り道にあった神社にお参りをしたことで、神社めぐりという趣味がみつかった。
- いろいろな場所にある神社へ行くようになり、楽しみが見つかり、自然に触れたり、仕事以外の行動範囲が広がった。
- インターネットビジネスという、会社に勤める生き方ではない道があるということを知って、インターネットビジネスを実践するようになった。
- 今まで、文章が全く書けず、感想すら何を書いたらいいのかわからない状態だったが、自分の言葉で文章が書けるようになった。
- インターネットビジネスを通じて、会社以外の多くの人と出会えるようになった。
そして、それまで、うつ病だということを隠して生活していたのですが、
『僕が自分はうつ病だということを人に言うことができ、自分の思ったことも素直に話せるようになった。』
このことが僕にとって一番大きな進歩だと思っています。
うつ病になったことで、いろいろな事ができるようになったし、いろいろな場所にも行き、いろいろな体験をしました。
これらは、うつ病になっていなかったら一つもできなかったことです。
うつ病が良くなっていくと、やがて、復職しないといけないのですが、復職した後も、うつ病が完全に治ったわけではなく、休職前と同じような仕事をしていて、仕事や人間関係の悩みが無くなったわけではありません。
でも、
僕がうつ病が治らないのは、まだまだ、うつ病の状態でやらなければいけないことが達成できていないから、
と思って、
- 朝起きるのがつらいな。
- 喉が苦しい感じがするな。
- なんでこんなに悲しい気分になっているのかな。
ということを思いつつ、そのうちやらなければいけない何かが達成できれば勝手に治ってくれる。
そう思って、できるだけうつ病と仲良く付き合うようにしました。
そうすることで、普段の生活の中でうつ病の症状がひどくなったりしても、対処できるようになってくるんです。
『今うつ病がひどくなっているな。そのせいで悲しい気分になっているんだな。』
みたいな感じで、第三者の立場になって、自分のことを見ているような感覚ですね。
そうすると、うつ病がつらくても、他人事のように思えてきて、乗り切ることができるようになってきたんです。
・朝起きるのがつらい。
⇒つらくたっていいじゃないか。とりあえず、起きることができるか試してみたら。それでも、起きるのが嫌なら休めばいいじゃん。
・喉が苦しい感じがするな。
⇒大丈夫、声は出せるよね。それに、ご飯も食べられるよね。
・なんでこんなに悲しい気分になっているのかな。
⇒悲しいってことは、優しい感情を持っているんだよ。
みたいな感じですね。
あなたが思うことなら、どんな言葉にでも置き換えてもいいんですよ。
でも、『もう二度と起きられない。』みたいに、できるだけ悪い方向へは考えないでくださいね。
自分がうつ病だということを認識する。でも、うつ病ということを悲観的に考えるのではなく、あくまで、うつ病と上手に付き合う気持ちを大切にするということを心がけてくださいね。
まとめ
今回は、僕の体験談をもとに、うつ病が改善するきっかけとなった出来事と、うつ病との付き合い方をお話いたしました。
簡単にまとめますと、うつ病の対処は次のようになります。
- うつ病でつらい時、うつ病かなって思った時は、『自分がうつ病になったのは、これ以上無理をしないように、心と体が制限をかけてくれた。』と思って、あなたの心と体に感謝してみる。
- うつ病が治らないのは、『うつ病の状態でやならければいけないことが達成できていないから。』だと思って、そのことを達成できれば勝手に治ると信じる。
- うつ病がひどい時は、『今うつ病がひどくなっているな。そのせいで悲しい気分になっているんだな。』みたいな感じで、第三者の立場になって、自分のことを見ているような感覚になる。
これでうつ病は対処できます。
うつ病になるきっかけは人それぞれ違うかもしれませんが、原因を深堀していくと、その根っこの部分は人間関係につながっていくのではないでしょうか。
僕の場合は、仕事の人間関係に悩まない生活を送るため、インターネットビジネスという会社に勤める生き方ではない道を知り、趣味ブログから始めました。
インターネットビジネスを実践することで、仕事関係以外の人たちと付き合うようになり、仕事の人間関係の悩みから解放されました。
うつ病に悩むあなたにも幸せになってもらいたいという思いで、僕はこのブログを通じて、趣味ブログから始めて人間関係に悩まない生活を送る方法を提供していきます。
もし、このブログを読んで、ご意見、ご質問、感想などがありましたら、お気軽にお問い合わせにてご連絡くださいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。