こんにちは、久川和人です。
WordPressで画像をアップロードすると、自動的に画像の大きさが違うファイルが複数作成されます。WordPressテーマによっては、1つの画像をアップロードすると、6種類も作成される場合もあります。
このまま画像をアップロードしていくと、同じ画像ファイルがいっぱいになり、とんでもない数になりますよね。
そんなときは、大きさの違う画像ファイルがいっぱいにならないように、WordPressのメディア設定を見直してみましょう。
今回は、WordPressのメディア設定の見直し方法についてお話していきます。
WordPressで自動作成されるファイルの種類
WordPressで画像をアップロードした際に、どんな大きさの画像が自動作成されるかはWordPress管理画面で確認することができます。
WordPress管理画面の左メニューの【設定】⇒【メディア】をクリックします。
アップロードした画像以外に、自動的にメディア設定の【サムネイルのサイズ】、【中サイズ】、【大サイズ】が作成されます。
下図の場合、アップロードした画像ファイル以外に、サムネイル、中サイズ、大サイズの3ファイルが作成されます。
WordPressテーマによっては、上図の設定以外のファイルが作成される場合があります。例えば、WordPressテーマがSimplicityの場合、大サイズの幅は680になります。
例えば、アップロードした画像の大きさが幅780の場合、サムネイルと中サイズのみ自動的に作成され、大サイズは作成されません。
アップロードすると、メディアライブラリーの【サイズ】に複数の大きさの画像ファイルが表示されます。
なぜ複数ファイルが自動作成されるかというと、小さい画像を表示させたいときに、フルサイズのままの設定だとファイルサイズは大きいままで表示されるのです。ファイルサイズが大きいということは、ブラウザで表示されるまでに時間がかかるので、サイト見て頂いた読者さんにとってあまりいいことではありません。
そのため、ファイルサイズの設定を小さくすると、ブラウザで記事を早く表示させることができるようになります。ファイルサイズが小さい方が、パケット量も小さく抑えられるというメリットもあります。
ただ、使用しないサイズまで自動的に作成されるため、レンタルサーバーに不要な画像ファイルも保存されていきます。
メディア設定の最適な値
ではメディア設定の最適な値はあるのでしょうか?
残念ながら最適な値というものはなく、実際には使用しているWordPressのテーマや、記事が表示できる最大の横幅などにより変わってきます。
例えば、WordPressテーマがSimplicityの場合、横幅が680なので、画像ファイルの横幅が680で保存すれば自動的に作成されるファイル数を減らすことが可能です。
ある程度最適化された大きさの画像ファイルを取り込む場合は、つぎのようにすると自動的に作成されるファイルを減らすことができます。
上図のようにサイズを”0”にすると作成されません。ただし、ここで”0”に設定してもWordPressテーマによっては自動的に作成される場合があります。
設定を変更したら、画面を下にスクロールして、【変更を保存】をクリックします。
なお、ここで設定変更しても過去にインポートされた画像の大きさは変更されません。
上図の設定変更後、画像をインポートすると、下図のようになります。
インポートする画像のファイルサイズを小さくして取り込めば、わざわざ【中サイズ】、【大サイズ】を設定する必要もありません。
まとめ
今回は、WordPressのメディア設定の見直し方法についてお話いたしました。
大きな画像をインポートしなければ、【中サイズ】、【大サイズ】といった設定は、”0”にすることができ、レンタルサーバーに保存されるファイルを減らすことが可能です。
大きい画像ファイルを取り込むと、それだけで記事の表示速度が遅くなります。そのため、画像をインポートする際は、最適な大きさにしてから取り込むとファイル容量も節約でき、記事の表示速度も速くなります。